保育実践記録 【 キッチン 】
2021年10月16日 記録者:村田
今日のごはんとおやつを紹介することで園での食育について知ってもらう
今日は片栗粉についてです。現在、片栗粉はばれいしょでん粉を使用していることが多いですが、もともとは、ユリ科の「カタクリ」の鱗茎(球根のこと)からとれるでん粉を使用していました。 しかし、カタクリから作られるでん粉はとても少量であったため、原料となるカタクリが多く採取されたことで江戸時代末期には激減してしまいました。このような中、明治時代以降、北海道で栽培が奨励され、安価で大量生産されるようになったばれいしょを原料とするでん粉は、加熱した場合、透明で粘着性の大きい糊液が得られるなどといったカタクリを原料とするでん粉と同じような性質を持つため、片栗粉として使用されるようになりました。